2017年03月01日

トレードで儲からない理由 どれが現実か分からない

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相場で傷を負いたくなければ、
事実、現実、論理から1ミリたりとも離れない事だ。

ジェシー・リバモア 息子に語る



現実を客観的にとらえることは大事です。 しかし、人間の脳は現実と妄想の区別をすることが大変苦手です。 何十年も人間として生きてきて、十分な教育を受け、人の道も実践しているのに、自分が見ている現実が妄想であるはずがない。 驚くことに、その反駁が自分が妄想を観ている事の証明です。 なぜだろう?

認識や信念といった心の仕組みを通して物理世界での出来事を解釈しているからです。 車を運転している状況で例えてみましょう。 
● 真黒なベンツを見かけると、やくざな人が乗っていると思う。
● マナー良く走っている車を見ると、まともな人だと思う。
● 軽自動車を見ると、軽くあしらいたくなる。
前述のような見識を偏見だと思っていただいて構わないのですが、問題となるのは、現実の解釈に伴う行動です。
● 真黒なベンツとのややこしい事に巻き込まれるのが嫌なので、
  不用意に車間距離をとったところ追突された。
● マナーが良い車に着いて走った結果、信号無視で捕まってしまう。
● 自車の進行を優先したため、軽自動車と出合頭の衝突をしてしまう。
自動車を「移動障害物」として観察できれば、最も妄想の程度が低い現実解釈となり、自ずから解釈に伴う行動が変化します。 その人の現実の解釈次第で事故率が激変するのです。 ここが大事です。

物理世界での出来事は中立です。 あなたに対して何の悪意もなく善意もありません。 出来事には何の意味も目的もありません。 物理世界での出来事に喜怒哀楽・快不快の味付けをしているのは、あなたの心の働きに因ります。 心の働きを動かしているのは、あなたの認識と価値観によって醸成された信念です。 拘りとよんでもいいでしょう。

トレードの出来・不出来は、あなたの現実解釈に依存しています。 何かに拘っている限り妄想の度合いを下げることはできません。 客観的に現実を捉えたいならば、役に立たない拘りの活力をそいで非活性化すると良いでしょう。


相場の上達の本筋は、自分自身にある

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林 輝太郎




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2017年03月03日

トレードで儲からない理由 賢く立ち回る

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相場で傷を負いたくなければ、
事実、現実、論理から1ミリたりとも離れない事だ。

ジェシー・リバモア 息子に語る



賢く立ち回れる人は出世するらしい。 雰囲気や気配を読んでは、場にふさわしくそつがない行動と言動をとる。 拘泥しないのだから事を荒立てることもなく、周囲からの信頼も厚いのは当然だろう。 社会生活においては役に立つ特性だがトレードではこれが足を引っ張る。 なぜだろう?

先を読むからである。 トレード結果は常に不確定なので、現状から想定される結果を決めつけて行動するのは愚かでしかない。 先の事を知っているのは神様だけなので、将来を制御することも、将来を利用することもできません。

現在に生きるしかない人間にとって行動がもたらす結果は常に不確定ですから、起きた出来事をそのまま受け入れて次に進む以外にやりようがありません。 ですから、思い入れすることなく中立な現実を受け入れ、今この瞬間に何を為すべきかを考え実行できるようになる方が、よっぽど気が利いています。

これは社会生活においても成り立つ法則ですが、先を見通して行動できる人は賢いと信じ、洞察力を磨き上げようとするのだから笑ってしまう。 自分が思い描く将来を現実化したいとあがくのが人間の愚かさだろう。


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2017年03月07日

トレードで儲からない理由 能書き

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相場で傷を負いたくなければ、
事実、現実、論理から1ミリたりとも離れない事だ。

ジェシー・リバモア 息子に語る



能書きは大切である。 物や人を売り込むときには、能書きの出来栄えが決め手となることは少なくない。 事物を評論する時にも能書きをたれる能力は評論の信憑性を高めることに大いに活用できる。 レストランで彼女と食事をする時に、ワインや食事のうんちくを語れればかっこいいに違いない。 しかし、相場で金儲けをする時には、この能力が足を引っ張る。 なぜだろう?

レートは能書きに関係なく好き勝手に動き回っているからだ。 トレード技法やインジケーターの能書きは手前味噌でしかなく、勉強して理解した所で儲けにつながることはない。 能書きに拘りたいなら、トレーダーではなく批評家を目指せばよい。

そんなことはないと反論するのは自由だが、反論する前に、その能書きに惚れ込んだトレード方法やインジケーターを使ってバックテストをすることだ。 例えば、RSIが買われ過ぎになった時に売り、売られ過ぎになった時に買う。 これを最低500回繰り返すことにより、トレード結果が能書きに沿っているか分かってくる。

値動きに理由はなく、将来を前もって知ることはできない。 これを受け入れることを拒んでいるうちは、確率を活用して相場で儲けることは難しいし、確率を使うために統計をとることはさらに困難にだろう。


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2017年03月09日

トレードで儲からない理由 不安と希望

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相場で傷を負いたくなければ、
事実、現実、論理から1ミリたりとも離れない事だ。

ジェシー・リバモア 息子に語る



人は不安と希望から逃れられずに生きている。 不安を感じれば解消しようと行動し、いつも何らかの希望をもち幸せになろうと行動する。 人生の悲哀と人生の喜びは、不安と希望の産物ともいえよう。 人間が無縁でいられない希望と不安ですが、これらは相場で金儲けをする障壁となる。 なぜだろう?

不安と希望は実在しないからです。 禅の世界では、「本当にそれがあるのなら、手のひらの上に出して見せろ」と強く迫ります。 希望と不安は現実を解釈する際に派生する個人的な想念です。 物理的現実に存在しないものを相手にする人の思考と行動は非現実的ですから、やることなすことことごとく失敗します。

お腹がすいたので目の前にあるバナナを食べた。 これは、現実的行動です。 お腹がすいていたけれど、お腹をこわすかもしれないから、目の前にあるバナナを食べずに我慢した。 これが、不安に対峙した非現実的な行動です。 お腹をこわすのは架空現実であり、おなかがすいているのが現実です。

現実的行動をとった結果お腹をこわしたなら、非現実的な行動をとった方が正しいだろうというかもしれませんが、それは間違いです。 行動の結果を前もって知っていたのではありません。 この瞬間に自分がやるべき事は、過去を反省することではありません。 お腹をこわした現実を受け入れ薬を飲むことです。 

この時に、すぐに快方に向かうという希望をもって薬を飲んではいけません。 希望も不安も持たずに、単に薬を飲むことが大事です。 なぜならば、飲んだ薬がどう作用するかを前もって知ることができないからです。 希望が裏目に出ると、目の前にある現実を疑い対応を誤ります。

「不安や希望を抱くな」と言っても、それは無理な相談です。 不安や希望を感じてかまいません。 しかし、それは目の前にある現実ではありませんから、一旦放置すればよいのです。 起きていない事に対処することで防ごうとするから、起きていない事の現実化を促進しようとするから、現実への対処を誤りしくじるのです。

何かを行うことで生じる結果を前もって知ることはできませんし、結果を制御することもできません。 現実を受け入れ自己ベストを尽くし流れを信じて任せるのです。 物事はなるようにしかならないのです。


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2017年03月11日

トレードで儲からない理由 責任論

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相場で傷を負いたくなければ、
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ジェシー・リバモア 息子に語る



責任の所在、これは役割分担によって成り立っている人間社会を支える概念です。 責任を理解できない人間は社会からはじき出されてしまうほど重要です。 しかし、相場では責任という概念がトレーダーの足を引っ張ります。 なぜだろう?

責任が発生するのは、「高い確率でそれが起こる事を前もって知っていた場合に限る」という原則を忘れ去っているからです。 トレードの結果は常に不確定ですから、トレーダーは個々のトレードに関する責任の取りようがありません。 しかし、人間は責任論に慣れ親しんだ生活をしているので、トレードで負けた責任の所在を自動的に探し始めます。

自分には責任がない = 被害者

これが責任の所在を探す際の暗黙の前提ですから、値動き、相場解説、ファンダメンタルズ、売買ルール、アナリスト、証券会社、法律、報道等々、自分を取り巻く環境の中からトレードで負けた原因を見出し、原因を作った人間の責任追及をします。 ところが、当然であるはずの責任論が相場では通用しません。

責任は全て自分にある = 加害者

個々のトレードの責任はトレーダーにありませんが、トレードビジネスの収益責任は全て自分にあります。 なぜならば、誰もあなたのトレードに協力もしていないし、邪魔もしていないからです。 いつ、なにを、いくらで、どれだけ、売買するかを決めて実行したのはあなた以外の誰でもありません。

トレードに関する情報を参考に売買したとしても、どの情報を参考にするかを決めたのはあなた以外の誰でもありません。 業界の権威に裏付けされていたとしても、その権威を信じるに足りる者と判断したのはあなた以外の誰でもありません。 理論的裏付けがある売買ルールを使ったとしても、その理論を信じて使ったのはあなた以外の誰でもありません。

他人が作った売買ルールは信用に足りるものではありませんから、自分で売買ルールを創ります。 しかし、トレードが上手くいかない責任を売買ルールに見出します。 

悪いのは俺じゃない

鏡に映った自分に悪態をついたところで何も解決されません。 トレードが上手くいかない原因は、責任にあるのではありません。 未熟であるあなたが自分の責任を認めない事が原因なのです。


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2017年03月16日

トレードで儲からない理由 目標設定

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ジェシー・リバモア 息子に語る



経済社会に生きる者にとって目標は大切である。 アスリートにとっても目標は大切である。 皆目標を目指して日々精進している。 しかし、相場で儲ける場合には目標が足を引っ張る。 なぜだろう?

先のことを知っているのは神様だけだからである。 一番犯しやすい目標設定は「月間獲得Pips」だろう。 これを目標設定すると、売買ルールに従ってトレードすることよりも、目標Pipsを獲得することが大事になってしまう。 月末が近づくにつれ目標とのかい離が明確になると、Pipsをとるために売買ルールを逸脱してしまう。 本末転倒である。

「1日10Pips採れば大金持になれる」という本が世に出回っている。 これは本当である。 よく読んで理解することをおすすめする。 ただし、「1日平均10Pips採れば大金持ちになれる」が正しい解釈である。 毎日必ず10Pips採るのは神様だけができることだ。

繰り返しになるが、先のことを知っているのは神様だけである。 人間は先のことを知らなくてもいいようにできているのだから、目の前の現実に向き合ってベストを尽くせばよい。 何事も成り行き任せというと聞こえは悪いが、何事もなるようにしかならない。 全く不思議だが、これを受け入れられるとトレードも人生も自分の手の内に入って来る。 「有り難い」事が自分の身の回りで常に起きていることに気が付くからだ。


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posted by 南部藩札 at 20:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | トレードについて | 更新情報をチェックする
状況が問題なのではない。 自分の在り方が問題なのだ。

Cicumstances do not determine state of being.
State of being determines circumstances.